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避妊リングのミレーナって何?

避妊リングとは、子宮内に装着することで妊娠を回避することができる避妊器具ですが、大きく分けるとIUD(子宮内避妊器具)とIUS(子宮内避妊システム)と二つ存在します。
子宮内に器具を装着するというと怖いイメージがある人もいるかもしれませんが、IUD(子宮内避妊器具)の歴史は長く、1930年代から使用されており、現在に至るまでに何度も改良が成されています。

具体的にIUD(子宮内避妊器具)やIUS(子宮内避妊システム)の使い方や避妊効果はどのようなものかというと、子宮に装着することで受精卵の着床を防ぎます。
避妊というと排卵を止めたり(ピル)、精子を子宮内に入らせないよう阻止したり(コンドーム)というイメージがあるかもしれませんが、受精卵が子宮に着床しない限り妊娠は起こりません。

IUD(子宮内避妊器具)には普通の避妊リングと、銅が付加された銅付加避妊リング、そして薬剤が付加されたIUS(子宮内避妊システム)に分類されます。
ミレーナはIUS(子宮内避妊システム)に該当するのですが、具体的には黄体ホルモンを子宮内で持続的に放出することで子宮内膜が薄くなり、受精卵の着床を妨げます。
また、ミレーナには子宮頸管粘液の粘度をあげる効果もあるため、精子が子宮に到着しづらく、つまり受精しづらい環境も同時に作り上げます。

ミレーナをはじめとするIUS(子宮内避妊システム)やIUD(子宮内避妊器具)のメリットとしては、一度装着すると3~5年間、ミレーナの場合は最長で5年ほど使い続けることができます。
使い方も産婦人科で装着してもらえば、自分では特に避妊のための何かをする必要はないのもメリットの一つです。
また、大きなメリットとして忘れてはいけないのが、高い割合で避妊ができるという点で、それだけではなく子宮内膜を薄くする効果の高いミレーナを使用していると月経量が減り、生理痛が軽くなるという臨床報告も多く見られます。

避妊リングの副作用や危険性について

しかしながら、IUD(子宮内避妊器具)やIUS(子宮内避妊システム)には多くのメリットがあればデメリットも存在します。

まず多くの人が感じるデメリットとしては、使い方は非常に明解で、膣内に挿入するだけで高い確率での避妊が実現するわけですが、その挿入のためには産婦人科を訪れ、子宮内の状態をチェックしなければいけないという点です。
子宮内膜症や子宮筋腫などがあると使用はできないため、挿入前には事前健診が必要となりそれをデメリットと感じる人もいます。

このようにミレーナは安全性が高く、避妊効果も高く、使い方も簡単という点で全世界で広く使用されています。
また、高い確率で避妊はできますが、感染症を防ぐことはできないというデメリットもあります。
感染症予防としてはコンドームの使用が必要となります。

費用面をデメリットと感じる人もいます。
ミレーナの挿入は自費の場合は検査費用や初診料の他に5万円程度の処置費用がかかるため、コンドームと比べると費用面は高額なイメージがあります。
しかしながら、継続して低用量ピルを服用する費用に比べると、長い目で見ると割安というメリットも同時にあります。
保険適用の場合は処置費用は15000円ほどになります。

このようにミレーナに関するデメリットもいくつか存在はしますが、実際には全世界で使用されており、使用者の満足度は95%と非常に多くの女性に支持されています。
薬を服用する必要はなく、使い方は簡単で生活に負担なく高い避妊効果、そして気になる副作用については子宮という局所に作用する造りのため副作用は非常に少ないです。
生理期間が長くなったり、装着・除去後の出血などが起きることもありますが、一時的なもので自然に消失します。